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2021年5月18日

交通事故の慰謝料の金額の基準

交通事故の慰謝料は、被害者が交通事故によって受けた苦痛を金銭的に補償するというものですが、これには過去の裁判や和解の事例が豊富にありますので、現在では一定の金額の客観的な基準ができ上がっています。こうした交通事故の慰謝料の基準としては、3つのものが主に知られています。1つ目は、自賠責基準とよばれるもので、自動車のすべてに加入が義務付けられている自賠責保険において、保険金を算定するにあたっての目安として国が定めているものです。傷害、後遺障害、死亡と種類がわかれていますが、傷害による通院や入院であれば、1日あたり4200円をもって算定されることになっており、かなり明確なものといえます。

2つ目は、任意保険基準とよばれているもので、これは自動車保険の任意保険において、交通事故の慰謝料として保険金を支出する場合の基準となっています。この基準は他の基準とは異なり、一般には公開されていませんのでくわしいことは不明ですが、自賠責基準よりは高い水準の金額とされています。3つ目は、弁護士基準とよばれているもので、これは当事者間の折り合いがつかずに損害賠償請求訴訟などに持ち込まれた場合について、裁判において弁護士が主張するにあたっての目安とされているものです。この基準は過去の判例がもとになっていますので、他のどの基準よりも金額としては高くなっているというのが特徴で、日本弁護士連合会から冊子化されて公表されています。

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